におもんとは、焦りや緊張などのストレスによって
発生するストレス臭とともに現れる謎の生物である。
研究の結果、緊張を伴うストレス状況下において、
独特のニオイである「ストレス臭」が
発生していることを突き止めました。
それから3年間の実験を重ね、
ストレス臭の成分を
明らかにすることができました。
ストレスが加わることで、
特有の硫黄化合物系のニオイを放出する、
ジメチルトリスルフィド
(DMTS:dimethyl trisulfide)と
アリルメルカプタン(AM:allyl mercaptan)
という2つの成分を特定。
資生堂はこの2つをあわせて
「STチオジメタン」と名付けました。
私たちは皮膚を通して気体を放出しています。
この気体は、体調、加齢、食べ物によって変化します。
今回は、ストレスという心の変化も
ニオイに影響があることがわかりました。
参加者の多い会議室や、
満員電車の中など、多くの人が感じていた
「あのニオイ」の正体はストレス臭でした。
汗とともに、ストレスも
ケアすることが大切なのです。