よく寄せられる質問にお答えします。
敏感肌は『肌が敏感に反応する状態』、その原因には個人差があり、
現れる症状(サイン)は1つではありません。
肌の乾燥が著しく、かゆみやひりつきを感じる。
肌疾患であるアトピー性皮ふ炎になりやすいアトピー素因肌
湿しんやかぶれ、赤みなどが生じる
特定の物質にアレルギー反応を起こすアレルギー肌
睡眠不足や生理周期によって吹き出物が出やすい
季節の変わり目に肌あれをしやすい、など
肌がもともともっているマイナス素因に、より強く傾いて起こる肌トラブル
さまざまな状態に対して肌の感受性が高まった肌状態を 「敏感肌」、ふだんは問題がないものの体調や季節などの影響を受けて一時的に刺激に対して感受性が高まった肌状態を 「不安定肌」といいます。
バリア機能の低下で現れる3つの肌トラブル
原因や症状はさまざまですが、バリア機能を強化するお手入れで和らげることが可能です。
敏感症状を和らげる方法は、現れている症状や原因によってさまざまです。
●生活環境が原因で引き起こされる敏感肌
デリケートになっている肌に刺激を与えないようにいたわりながら、低下している肌のバリア機能を整えることで肌の不調を防ぐことが重要です。
●アレルギー反応からくるアレルギー肌
●アトピー性皮ふ炎になりやすいアトピー素因肌
原因にかかわらず一度肌あれを起こすと、それをカバーするために未熟な細胞が生まれる悪循環も発生します。肌のバリア機能の強化が敏感肌を安定させる鍵となります。
「常に敏感」ではないものの、自分の肌は生活環境の影響を受けやすい、
やや敏感気味である、と感じる方が増えています。
アレルゲン(特にスギ花粉や住環境がよくなったことで増加したダニ)が増加していることや、食生活の変化、環境汚染などの原因に加えて、
・肌や化粧品に対する意識の高まり
・女性の社会進出による食生活の変化
・生活リズムの乱れ、ストレスの増加
・エアコンの普及による室内の乾燥
・清潔志向からくる「洗いすぎ」による
バリア機能の低下
などの要素が増加理由として考えられます。
●アトピー体質の方の場合
敏感肌のひとつにアトピー性皮ふ炎になりやすい体質の「アトピー素因肌」がありますが、アトピー体質は遺伝する傾向が強いので、親きょうだいに花粉症やアレルギー性鼻炎などの方がいる場合は、アトピー素因肌である可能性が高いことは事実です。
●春先に肌トラブルを起こしやすい方の場合
花粉症によって敏感肌になっているというよりも、もともと敏感な肌に花粉自体が外部刺激となる、または、鼻をかむティッシュが刺激となることが多いようです。体調が悪いと肌のバリア機能も低下するため、症状が現れやすくなります。
春先は特に、負担をかけない肌にやさしいスキンケアが、安定した肌を保つ秘訣です。