ファンデを塗ると乾燥肌が目立つ...。冬のベースメイク悩みをプロが解決!

乾燥が気になるこの時期。メイクをすると余計にカサカサが目立つ...とお悩みの方も多いのでは? そこで今回は、乾燥による皮むけや粉吹きなどの肌トラブルを感じさせない、うるツヤ肌づくりのコツをご紹介します! 教えてくれたのは、資生堂ヘアメイクアップアーティストの門馬宏一さんです。
乾燥すると、肌はどうなるの?
気温や湿度の低下が進むと、ターンオーバーのサイクルが乱れて肌は乾きがちに。肌が乾燥すると、「角層」に不調が生じ、肌あれ・カサつき・乾燥じわなど、さまざまな悩みを引き起こす要因になります。乾燥した状態でベースメイクを重ねると、ノリが悪くなり、化粧崩れの原因にも...。
ベースメイク成功の鍵は保湿にあり! さっそくうるツヤ美肌の作り方をチェックしましょう。
まずはスキンケアでとことんうるおいチャージ!
まずは肌にうるおいを与えるために、ベースメイクの前にしっかりと保湿することが大切です!
顔全体の乾燥が気になる人は...
顔全体をうるおすフェイスマスクでたっぷり保湿をしましょう。普段使っている化粧水を自分で含ませるタイプのフェイスマスクなら、ベタつかないのにスキンケア後のメイクのノリが格段によくなるのでおすすめですよ。
うるおいケアできるローションマスク用シート
化粧水を含ませると、顔の形に広がるローションマスク用シート。ぴったりフィットして、集中的に保湿ケアできます!
部分的に乾燥が気になる人は...
コットンパックで、気になるパーツを重点的に保湿しましょう。コットンを化粧水でひたひたにし、乾燥している箇所に数分間貼るだけでOK!
また乳液や美容液を塗った際に簡単にマッサージするのも、スキンケアが浸透しやすくなるのでおすすめですよ。マッサージは、下から上に引き上げるイメージで行います。額は、らせん状にくるくるとマッサージしていきましょう。
乾燥をカバーして、ツヤ感をプラス! ベースメイクの方法
ファンデーションを塗った時に、肌が"粉吹き状態"にならないようにするためには、ベースメイク作りが重要です。保湿力が高く、肌なじみが良いベースメイクアイテムをセレクトすることもお忘れなく!
さっそくベースメイクの作り方をチェックしていきましょう。
1. 下地をパール大くらい取り、おでこ、鼻先、両頬、あごの5点に置き、顔の中央から外側に向かって伸ばしていきます。小鼻まわりとあご先はヨレやすいため、量をやや少なめにするのがポイントです。
使ったアイテムはコレ!
うるおいと光の効果で、乾燥を感じさせない化粧下地
ファンデが密着し内側から輝く、つるんとなめらかな美肌に仕上げます。毛穴や粉っぽさを感じさせない化粧ノリを叶え、さらに、光の効果で自然な明るさと立体感を演出♪
2. ファンデーションをおでこに3点、両頬に2点ずつ、そしてあごに1点、計8点に分けて置いていきます。
3. 水を含ませたスポンジを使い、肌に置いたファンデーションを広げていきます。ほおなどの顔の中心はスポンジでトントンと溶け込ませていくように馴染ませ、輪郭は内側から外側へと伸ばしていきます。
POINT!
ファンデーションをつける際、スポンジに水を含ませることで密着感がUPしツヤのある仕上がりに♪ スポンジは「水あり」使用OKのものを使いましょう。
>>ファンデーションの水あり使用の詳しいやり方はこちらをチェック!
使ったアイテムはコレ!
メイクしながら乾燥をケアできるファンデーション
「SHISEIDO メーキャップ セルフリフレッシング ファンデーション」
軽いテクスチャーなのにしっとり感があって、笑っても動いてもヨレにくい優れもの! 自然なツヤ感が出て、乾燥が気になる季節も美肌を演出します。
4. 乾燥によるテカリや崩れを防ぐため、ルースパウダーを軽く、ふんわりと肌全体にのせましょう。小鼻と口角のキワあたりなどのテカりやすい部分は、ややしっかりめにおさえましょう! カバー効果を求める場合や落ち着いたマット肌を演出したい場合には付属のパフで、カバーしつつもソフトな印象に仕上げたい場合は、ブラシを使用するのがおすすめですよ。
使ったアイテムはコレ!
粉っぽくならずに美肌に導くフェイスパウダー
「SHISEIDO メーキャップ シンクロスキン インビジブル シルク プレストパウダー」
テカリを抑えながら、毛穴や凹凸を補正するプレストパウダー。粒子の細かいパウダーが自然に肌に馴染み、肌をなめらかに見せてくれます。
+αで乾燥知らずのツヤ肌をキープ!
乾燥が特に気になる時には、ベースメイクの後にオイルインの化粧水を吹きかけるのもおすすめ。顔から15㎝ほど離して、目と口を閉じて顔全体に2~3回押し分を目安にスプレーし、手のひらで軽くなじませましょう。
使ったアイテムはコレ!
うるおいをプラスして肌をガードするミストタイプの化粧水
メイクの仕上げにひと吹きするだけで、肌を守りうるおいを与えるオイル層と化粧水層の2層タイプのミスト化粧水。水分と油分が最適バランスで配合されているため、うるおいのあるみずみずしい使用感です。乾燥が気になった時に、メイクの上からでも使用できますよ♪
乾燥は、肌へのダメージにもつながってしまいます。気温や湿度が急に低下するこの時期。いつものメイクにちょっとしたテクをプラスして、この冬は乾燥知らずのうるうる&ツヤツヤの美肌をキープしてくださいね。
photo:鈴木花美 model:新野尾七奈
●当記事の情報は、プレゼンターの見解です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

門馬宏一
資生堂ヘアメイクアップアーティスト
資生堂ヘアメイクアップアーティストとして、コレクションや、セミナー、SABFA講師など幅広い活動を行い、美容の楽しさやテクニックを伝授。また、資生堂美容室シニアディレクター。月4回「資生堂ビューティーサロン そごう横浜店」でのサロンワーク活動も行う。